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遠回りが楽しいのは 夕焼け君が滲むから

剛健とかいう。

『 剛は入らないの?って。ジャニーさんに。
そしたら“入らない”って。

“じゃあやりたくない”、って。』 


2013年 2月 10日 Mラバにて
この剛健のエピソードが解禁された。

眞鍋かをりさん初め多くの人がこれを聞いて

“可愛い”と言った。

私もこのエピソードは後世にまで
語り継がれるエピソードだと思った。

それに、剛健の歴史にまた
新しいエピソードが加えられたと思った。


しかし、

“森田さんがいないならやらないなんて
そんなに健くんはあの人が好きなのか。”


そんな簡単な理由ではないと思った。

なんかそんな気がした。


――――


後日、健くんのラジオで
この話について言及がされた。


『 今思えば、おっきい決断じゃん。
でもその時そう思ったんだよ。そう思ったし、
多分あいついなかったらデビューしても、
そんなに売れないだろうなと思ったの。

15歳のときに。っていうのもあるんだよ。
あの時言わなかったんだけど、
ジャニーさんに言われたわけよ。

剛が入ってないんだったら
やりたくないって話をして。そしたら、

「どうすんの!お前 剛が入ったら、
一番になれないじゃない!」つって。

その当時ジャニーズJr.の間で
人気だったんですよ僕たちが。
1番2番を争うような感じで。
自分で言うのも恥ずかしいですけど(笑)

「お前剛が入っちゃったら
1番になれないじゃない。
それでもいいわけ?」って
ジャニーさんに言われて。

それでもいいから
森田君をいれとくれよ。ってなって、
入ったわけですよ、あの人が。』


健くんは

“墓場まで持っていくつもりだった。”

と、このことについて語った。


これを聞いて感じたことは、

彼らはツートップに見えて本当は
剛くんのほうが人気があったということかとか

単に、森田さんの生まれつきのカリスマ性と
才能がジャニーさんにはわかっていたのかとか。

そのあたりはよく分からない。

ひとつだけわかるのは、

“剛くんが好きだから。”と。

ただそんな簡単な理由で
V6 に加入したとは違うということだ。


――――


コンビを見ていると彼らは本当は相思相愛で、とか
ファン目線でストーリが出来上がってゆく。

二人組だとなおさらだ。

あの人たちは当たり前にメンバーのことが
好きで。とか、本気で信じている人もいる。

そんなことは彼らにしかわからないのに。


仲がいいということは微笑ましいということだ。
微笑ましいということは可愛いということだ。


――――


今は、インターネットで
なんでも調べることができる。

ゆえに、新しくファンになった人が
いろんな情報を集めることだって簡単だ。

この世界で新規、新規と嫌われるのはなぜか。

きっとそれは無知だからだと思う。

しかし、それに気付いた新規ファンで

頑張って知ったかぶりをする人もいる。

知らないなら知らないと言ったほうがいい。

わからないなら聞けばいいのに。



――――


剛健の V6 加入エピソードに萌えなんていらない。


どんどん話が変わっていって

剛健可愛い可愛い、って

ただそれだけになってしまうことが怖い。


健くんはよく言う。

“こうすればファンウケがいいから。”

ほっとけないように見えて、
何でも考えているような人だ。

このエピソードだって
ファンが知りたがらなければ

剛健可愛いエピソードで終わっていた。


――――


彼らの中にあるたくさんのエピソードのうち
ファンが知っているのはほんの少しである。

それだけで、彼らのすべてを
知っているように振舞うのは違うかなと思う。


正直に言えば、私自身

剛健のことなんてよくわからないんですよ。


ただそこにいるだけで
奇跡みたいな感じがするだけで、

彼らのすべてを知ることなんて不可能である。



好きになるということは知るということだ。


好きな人なら何でも知りたいと思うのが

ファンの心情かと思う。


好きな食べ物は何ですか。
好きなタイプは何ですか。
好きなは色は何ですか。


好きだから知りたいのである。

そしていつか、Twitterかなんかに

『〇〇が〇〇に〇〇したっていう話が好き。』

とかなんとか書きたいだけだろう。


ファンなんてそんなものである。


http://miyakeb1.omelet.jp/s/article/63329971.html