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遠回りが楽しいのは 夕焼け君が滲むから

森田剛とかいう。

誕生日おめでとうございます。

森田さんと言えば、

カリスマ、天才、センター。

横並びでみんな仲良くが
良しとされている世の中で、

『 V6 のセンターといえば?』

という質問に多くの人が

森田剛と答える。


なぜか。それはもう

センターが似合うんだから仕方ない。


――――


私は森田さんの発する言葉が好きだ。

中でも好きなのが10周年のときに言った言葉。


─ 応援してくれている人がいる限り、
V6を守っていきたいなという気持ちで 今はいます。


“今は”というところが
すごく森田さんらしくて好きだ。

この人はそんなこと言わなくてもいいのに、
ということを素直に言ってしまうところがある。

“今は”なんて言ったらじゃあ、あの頃の
昔の森田剛はそう思ってなかったのかと、

思わせてしまう可能性だってあるからだ。

でも、そんなところも森田剛らしいと思う。

それに“今は”という言葉があることで
受け取るほうはたくさんのことを思い浮かべる。

この一言があるかないかだけで
言葉が耳に入るか抜けていくかが決まる。

ありきたりの言葉にひとことを加えるだけで

森田剛の言葉になる。

森田剛という人間から生まれるすべての言葉に
きらりと光るセンスがあって好きだ。

言葉数は少ないくせにちゃんと話したら
100%当たるところが好きだ。

あんな怖い顔して
うひゃうひゃ笑うところが好きだ。 

『くだらねぇ。』って言いながら
いつも誰よりも笑ってるところが好きだ。


好きなところを挙げたらキリがない。

どこが、好きだとかそういうことじゃなく 

森田剛を彩るすべてのものが

好きかもしれない。


――――


最後に森田さんを好きになったきっかけを。

あるコンサートで、 私が持っていた
指さしてといううちわに2回も指さしてくれた。

誰よりもファンのことを見ていた。

センターステにいるのに、目の前のアリーナより
遠くのスタンドの自分のファンに手を振っていた。

少しかがんでちゃんと見えてるよって。


あの日、森田剛を好きにならない理由がなかった。