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遠回りが楽しいのは 夕焼け君が滲むから

愛のかたまりとかいう。

愛のかたまりの好きなところはどこですか?

と聞かれたら、間違いなく私は

『二人にしか歌えないところ。』と返すと思う。

本当の愛のかたまりはね、って。


今日はそんな愛のかたまりについての話。

20周年に突入するにあたり、おそらくこの曲が
歌番組でも歌われるであろうことを見越して

いままで書きたかったことを書く。

あくまで、私の意見なので、という前置き。

ただの独り言です。


――――


愛のかたまりがカバーされるということ。

カバーってなんとなくイメージで

歌いたい!良い曲!ってイメージで
歌われるんだろうなあと思う。

ファンがタレントを擁護するということは
当たり前なのは大前提ですが、

そりゃね、

自分の好きな人が歌ってたらそれが最高ですわな。

でもわざわざ『原曲より……』って

言う必要はなくない?と思うわけです。

逆もしかりで、『原曲もいいけど!』って

付けたあとに『やっぱり〇〇のほうが…』とか

なんとか余計なこと言うから反感が生まれる。

よく考えてみ。言ってること同じやで……。


まぁね。原曲より、って言葉を使うときは

じゃあその曲自体存在しねぇよってことを

一回思い浮かべていただきたい。これひとつ。


――――


そもそも、

愛のかたまりの何を知ってるんだ?

ファン投票してみんなで1位にさせた曲。

カップリングなのに知名度が高い曲。

さらに作詞作曲が二人であるということ。

いろんな奇跡が重なって生まれた曲。


ただの良い曲じゃないんですよ。

カバーしたいってよく言えるなって思う。正直。

批判を受け止める覚悟でって、

それがわかるならなぜそこまでして歌うのか?と

あるときにも思いました。 

それだけ大切な曲なんですよ。ファンにとって。

それがわかったら歌えないと思えます。


それと、グループでもこの曲だけは
誰にも歌わせたくないって曲あるじゃないですか。

まさしく、ファンにとってその曲が

愛のかたまりだと思うんです。

私の思うに、グループの中でファンが好きな曲と
みんな知ってるメジャーな曲があると思うんです。

ファンが好きな曲:愛のかたまり恋涙など。
メジャーな曲:硝子の少年、全部だきしめてなど。

という感じに。

V6 で例えるなら、Air に対する 愛なんだ。


愛のかたまりはどっちも凄く持ってるんですよね。

ファンが好きな曲でもあるし、一般知名度もある。

ゆえに、カバーもされやすい。


――――


自分の大好きなグループの隠れ名曲で
ファンにも人気が高い曲を思い浮かべてください。

それがカバーされたらどうですか?

CD になったらどうですか?

原曲より〇〇が歌うほうがいいと
違うファンに言われたらどうですか?


Air がカバーされたら?

Love Situation がカバーされたら?

STAY がカバーされたら?


誰だって最初は、マイナスなことを言うと思う。

本人の許可取ったからいいじゃんとか
そんな問題はどうでもいいんですよ。ファンには。


大好きな曲って、歌詞がいいとか
メロディーがいいとか、思い出があるとか

いろいろあると思います。

でも、その中にね

『この人達が歌うから良いんだ。』

って気持ちも必ずしもあるじゃないですか。

そういうことを私は言いたい。


――――


カバーって何のためにあるんだろう。


私は堂本剛くんのファンですが、

彼が、スタッフさんに背中を押されて

カバーアルバムを出したとき、

一度も原曲よりいいな、と思ったことがなかった。

だからといって、

剛くんの歌がどうこうというわけではない。

『交流のある方の自分の思い出の曲だけを
歌わせていただいていいですか。』

そんなことをラジオで剛くんが言っていた。

私は、その言葉を聞いたとき、

剛くんがこのアルバムを発売したときに
叶えたい願いは達成されたと思った。

そして、剛くんは原曲より良いとか
自分のものとして歌っているとか
そんなことを思われたいなんて考えてない。


私は、剛くんがカバーアルバムを出すまで
カバーアルバムって一種類しかないと思っていた。

① 曲の良さを伝えたい。

でも、それは綺麗事だと思っていた。

どうせ歌いたいだけでしょ、と。

でも、剛くんがカバーアルバムを出したとき
新しい種類が生まれたと思った。

② 交流のある人達の自分の思い出の曲だけを
歌わせていただきたい。

低姿勢なのだ。彼はとても。

良い曲だからといって何でも歌ったわけじゃない。

曲の良さを伝えたい、
そんなカバーアルバムではないと思った。

剛くんに歌ってもらえてよかったって

ただそれだけを原曲を歌っていらっしゃる方に

思ってもらえたら嬉しいと思ったんじゃないかな。

何が言いたいかって、

原曲が結局、いろんな意味で最高なわけなんです。

それはどこも一緒で当たり前なんです。

最高っておおまかにいいましたが、ひとつに
耳に残るのは原曲であることが挙げられる。


例えば、LOVE LOVE LOVE という言葉を聞いて、

ドリカムさんの歌声が再生されます、私の脳は。

いくらファンだからといって、


剛くんの歌声は再生されないんですよ。


――――


愛のかたまりは愛されすぎている。


メジャーな曲って少なからず、歌番組とかで

またかよ……ってなるときありません?

私多分ね、愛のかたまりだったら

歌番組で毎回歌われても観客が沸くと思うよ。

そもそも愛のかたまりじゃなかったら
こんなことすらも思わないかもしれない。

ジェロマカバーとかだったら、と考えたら

きっと楽しそうじゃんってなったと思います。


――――


この記事を書こうとして思ったことがある。

この世界はすごく生きづらい。

もっと思うこともありますが、
独り言だといっても書けないことばかり。

カバーされた人のファンとして、
カバーをした人のファンとして、

私は、二つの立場でこの記事を書きました。


よく言われることがあります。

〇〇が歌ったからこの曲は有名になったんだ。

そんなこと言われるくらいなら

歌ってもらいたくない。

有名にしてもらいたくない。


それに、二人は優しいから

断ることなんてできないと思う。


話はずれますが、嵐の松本くんが

去年のV6のオーラスの

どこでバックで出たらいいかと

イノッチに聞いたとき

「なんとなくここでいいんじゃない?」

と適当に返したところが

ファンとの関係を語るところだった。


それを知った松本くんは

「そこには入れません。
ファンとV6の邪魔をしたくないんです。」

と言ったという。

すごくファンとの気持ちが

わかる人なんだなと思いました。

空気が読める人だなと。



そんな風にも思いました。


最後に言いたいことだけまとめて書きます。



KinKi Kids の 愛のかたまり

愛してやってください。

そして、この曲がファンにとってどれだけ

大切な曲であるかということを知ってください。

最後に、KinKi Kids がいなければ

この曲が生まれないことを覚えていてください。